これって虐待?or not

認めるべきか、止めるべきか、それが問題だ

番外編③ 娘×ヘレンケラー 教育虐待or not

音声無しの番外編です。

 

以前、妹ちゃんが算数を頑張っている時のことです

 

ハッと何かに気がつき

「パパ!

 ×10って10セットあるからゼロが1つ増えて

 ×100って100セットあるからゼロが2つ増えるんだ!」

と、すごい笑顔で教えてくれました。

もともと「×10」するとゼロが一つ増えることは妹ちゃんも知っていました

しかしそれはただ単に計算のテクニックとして

”×10するとひとケタ0が増える”と”覚えていた”だけでした

なので

”×10はゼロが1つ増える”を”覚えて”も

”×100ではゼロが2つ増える”は別の事象としてこれはこれとして”覚えて”いたんですね

なので

”×10はゼロが1つ、×100はゼロが2つ増える”

を”覚えていても”

「じゃあ×1000は?」

となると

「まだそれは覚えていない」

となっていたんです。

 

それがこの時

(正直なところ説明は意味分かりませんでしたが(;^ω^))

妹ちゃんの中でブレイクスルーが起きた感がすごくありました

 

そこからは自ら

「だから、×1000ならゼロ3つだ」

と理解していました。

 

ここでふと以前本で読んだヘレンケラーのことを思い出しました

 

三重苦のヘレンケラーです。

まだサリバン先生が来て間もないころは、意味はよくわからないけど、みんなが喜ぶから指文字で「water」をただ真似していたヘレンケラーが、ある時この冷たくてさらさらパシャパシャしたもの、これこそが指文字「water」の意味するものなんだ!と気が付いた瞬間。全てのものに名前があるんだ!そしてそこからこれまでやってきた指文字すべてがあらゆる物や行為を表すものなんだ!と理解し、ブレイクスルーを起こしたときのように

 

ヘレンケラーと同じなんて言ったらおこがましいですが

 

「x10」は「0を一つ加える」

と意味も分からずやっていたことが

10倍することの意味を理解した時の妹ちゃんの表情を私は忘れません。

 

個人的には

勉強って

「これはこうだからそうやればいいんだ!」

と怒鳴られながらイヤイヤやっても身につかないと思うんです

僕は教育者ではないですけど

自分の子供には、”知ることは楽しいこと!”

を伝えたいと思っているので

教えながら、関連することなら脱線もよくします 

小学生に実感の沸かない話をしても伝わりにくいと思うからです

日常生活と関連させると、ぐっと具体的になって

イメージがわき、理解しやすくなると思うからです

 

しかし妻はその脱線を嫌がります

余計なことを話すな、早く課題を進めてと

勉強に対しても

”イヤで当たり前”

”つまらなくて当たり前”

”楽しいと思わせるなんて無理”

というスタンスです

 

なのでそこから

”嫌なことは怒られなきゃやらない”

という思考になり怒鳴っているのかもしれません

 

それでは余計に勉強嫌になる

余計にやらなくなる

よけいに怒鳴る

勉強嫌になる

のスパイラル・ファミリー(第13回参照)になってしまいます

 

penncylvania-family.hatenablog.com

 

 

しかし

その一方で

イヤイヤながらでもやっているうちにできるようになってくる

そうすると楽しくなってくる

とゆう側面があることも経験的にはあります。

なので必ずしも興味がなきゃ身につかない、とは言いませんが

否定され、怒られ続けてそうゆう心理には達するのは難しいと思うのです

 

私は教育者でも学者でもありません。

 

なのでどちらが正しいかとかは分かりません

 

ただ、勉強ってテストのためだけにやるものではなく

一生続くものです

学ぶ楽しさを奪うような

勉強を嫌いになるような指導は避けたいものです