これって虐待?or not

認めるべきか、止めるべきか、それが問題だ

第53回 相談してみた 教育虐待or not

こんにちは、ペンシルです。

妻の子供たちへの指導が厳しすぎて、まさかこれが教育虐待というものなのか⁉と思い悩む日々を過ごしています。

そういった家庭内の状況をご相談させていただきたく恥を忍んで現状を公開していこうと思っています。

有益な情報というより、皆さんにご意見をいただいたり、同じ悩みを持つ方へ共感や、このケースではこうしたらよかったなど情報交換の場となっていければいいと思っています。

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第53回は「相談してみた」です。

 

ネット上ではなく、リアルで相談してみました。

リアルといっても第三者機関ではなく

友人 です

 

とても信頼している友人です

 

直接会って話してきました

 

事前にどんなテーマかは話しておきました

 

大体のことを話し終えたところで

友人の反応としては

”友人として気の毒に思うし、何とかしてあげたいと思う”

けど

”そういう話はよく聞く”

”そういう母親はいる”

”近親者でもそういう人がいて、先日離婚した”

 

という感じで

”騒ぐほどじゃない”

”離婚での解決は子供のことを考えると慎重に”

という立場でした

 

そういうもんかー

と思う一方で

そのくらいなら子供への影響も大したことないのかな

と安心しかけました

 

しかし

一応、準備してきた音声を聴いてもらうと

意見が変わりました

 

”さっさと離婚じゃない?”

”これが精神的虐待じゃなきゃ、何がそれに該当するのか知りたい”

 

とまで言い始めました

 

友人にそこまで言わせた音声が

これです

 

友人なので若干ぼく寄りなのはあるかもしれませんが

”よくあることなんじゃない?”

と言っていた人が

ころっと変わるほどのパワーを持っていました

 

”さっさと行動だな”

”第三者機関だろ”

”なぜさっさと行動しなかったのか”

 

という意見

それも分かります

もちろん僕もそれについてはずっと考えてきましたが

いくつかの理由があって相談できていませんでした

 

①親権の問題

 母親が有利

 子供が小さい

 母親を嫌いなわけではない

 子供たち同士は離れ離れは良くない

②状況の悪化

 

 

話し合っても応じてもらえませんし

意見を聞けたとしても

”こう育っちゃったんだからしょうがない”

の一点張りで変わる気もなさそうです

 

僕だって急に子供に怒鳴り散らすようになれる自信はありません

自分が変われないように

妻も変われないと思うのです

 

変われないなら物理的に妻と子供を離すしかないかな

それなら離婚なのかな

と考えました

 

すると大事(というかほぼ全て)なのは①親権です

これが取れなければ離婚できたとて意味がありません

 

なので以前、知り合いの知り合いの弁護士に聞いてみてもらったことがあります

(離婚するほどのことか自信がなかったからまた聞き程度の軽い相談くらいでした)

細かい話はしていないので参考程度という話でしたが

条件的には

例え虐待があったとしても

ほぼ100%で親権は取れない

とのことでした

 

まず親権はそもそも圧倒的に母親に有利らしいのです

母性優先の原則というのがあるらしく

スタート時点から圧倒的に不利な立場です

 

そして、妻はこれまで紹介してきたような態度で子供と接していますが

家事は普通にやっています

これもポイントととしては高いようです

 

さらに乳幼児は基本的には母親じゃないと子供がかわいそう

という考えがあるらしく、判断に強烈に影響するらしいのです

我が家のちびちゃんはまだ2歳

僕にもしっかりなついていますが

その程度で覆せるだけのものかは不明です

 

また、10歳以降からは子供の意見も判断材料としては大きいみたいですが

子供たちは、怒鳴られるのはつらいけど

母親を嫌いなわけではありません

さらに

兄弟姉妹同士は分かれないほうがいいよね

というのも大きく影響するらしいので

ちびちゃんについてはよほどのことがなければ母親が親権を取り

姉妹を離れ離れにしないようにお姉ちゃん・妹ちゃんも一緒に連れていかれる可能性が高い

 

これらを総合的にみると

例え虐待があっても圧倒的に母親有利

という返答になるみたいです

 

お先まっくらでした

不利な条件のオンパレードです

 

それにしても

虐待があっても母親有利って

それってどうなの?

 

まじかよと思い

調べてみましたが

どの法律事務所のHPを見ても同じような感じです

”虐待の証拠は母親に不利にはなるが、それだけでは覆せない”

そんなニュアンスです

 

”不倫がそこまで判断に影響しない”

というのは分かります

状況によると思うので

 

とんでもない父親で

父親が変わる方が子供にとって良い状況

というのもあると思うからです

 

でも

虐待はだめでしょ!?

 

どんな状況なら

虐待される方がマシ

と言えるのでしょうか

 

 

②状況の悪化 です

離婚で問題解決が難しそうなら

児童相談所

 

と思ったのですが、児童相談所の関与できる範囲は限定的で

介入してもらえても結局妻は変わらない可能性が高いと思ったからです

 

変わる可能性もあるので相談してみようと思うこともあったのですが

タイプとしては、態度を硬化させるリスクがあり

先日紹介した「教育虐待」という本にもあったのですが

一度介入されると、以降は隠すようになり

より露見しにくい状況になる可能性があると思ったからです

より状況が悪化する上に、警戒され介入されにくい状況を作りかねない懸念があり

相談を躊躇していました

 

以下、「教育虐待」の引用ですーーーーーー

教育虐待をする親は、社会でそれなりの地位についていて、世間体を気にするタイプだ。それゆえ、彼らは一度通報されればそれ以降は近隣住人の目を気にして、自分のやっていることを上手く隠そうとする傾向にある。  こうなると、家の中で起きていることを訴えられるのは、被害に遭っている子供だけということになる。  だが、後で述べるように、子供たちは幼い頃から親の支配下に置かれて言いなりになって生きているので、親の意に背いたり、他人に助けを求めたりする力が弱い。何年も親に服従している中で、己の意志を示す力が奪われているのだ。  あるいは、親から「お前が努力しないからいけないんだ」とか「パパはお前のために言ってるんだ」と言われつづけることで、子供の中には、親が正しく、悪いのは自分なのだとすり込まれている者もいる。こうなると、彼らが被害状況を的確に把握して、他者に対してSOSを出すことはなくなる。  多くの教育虐待は、このようにして闇の中に葬られてしまっているのである。
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ところで親権に影響する要因として
経済力は重視されていないようです
 
それについても違和感を感じざるを得ません
 
”子供と関わってきたかどうか”は重視するのに
”子供も含め生活していくための経済力”が同じように重視されないのは
どう考えても不公平だと思うからです
 
”稼いでる方が偉い”と言いたいわけではありません
”どちらがより貢献しているか”と言いたいのではありません
どちらも必要なことだと思うのです

直接関われなかったとしても

”生活費を稼いでくることだって別の形で子育てをしている”

と評価しないのはおかしいと思うんです

 

”誰の金で生活できてると思っているんだ”

なんて言うことが心無い言葉なのと同じように

”あなたは金を出しているだけ”

という考えも同様に心無いものだと思うのです

 

 

ほんとに教育虐待の闇は深いです
”家族”という閉じられた環境の中で生まれる問題なので
根本的な解決は難しいのかもしれませんが
せめて目の前で起こっていることだけでもなんとかできたらと思っています。