これって虐待?or not

認めるべきか、止めるべきか、それが問題だ

番外編⑦ 評価軸 教育虐待or not

音声なしの番外編です

 

今回のテーマは「評価軸」です

テーマが広すぎてとっちらかってしまいました

まとまってません

徒然なるままに書いてしまいました

 

足が速くて人気があったやつ

話がおもしろくて人が集まってくるやつ

工作が得意でみんなからの注文が絶えなかったやつ

絵がうまくてみんなを楽しませていたやつ

電車に詳しくて一目置かれるやつ

 

小学校のころ、いろんなやつがいました

 

僕は中学受験はしてませんが

小学校の勉強はそれなりにできました

 

でも

僕より成績が悪い俊足君を下に見てるやつなんていなかったし

面白い話で僕の好きな子を笑わせてるやつがうらやましくてしょうがなかったし

工作は僕も好きでしたが、彼にはかなわず恥を忍んでパクらせてもらいまくりました

絵が下手だった僕はよく絵がうまいやつにいろいろ教わりました

結局うまくならなかったのはそいつの教え方が下手だったのか、僕のセンスがなさすぎたのかはわかりませんが、生成AIですらまともな絵が出来ないので後者かもしれません

 

小学校の頃って色んな個性があって

いろんなことで評価されていたような気がします

評価軸が勉強だけではなかった気がします

 

翻って、我が妻の評価軸は

”勉強”に偏っていて

しかも”テストの点数”や”偏差値”

というものに”極端に”偏っています

 

僕が小学生だったころとはちがい

中学受験がより一般的になっているので

評価軸が”勉強”に偏ってしまうのは仕方がないかもしれませんが

妻は”極端に”偏っています

 

以前も紹介しましたが

漢字のテストで”太平洋”が書ければ

太平洋が海であることを知っていなくてもいい

という極端なスタンスです

penncylvania-family.hatenablog.com

 

言葉の勉強(慣用句など)でも

テストで点が問題を解く事が最優先で

答えをかくことが重要で意味を調べる時間も無駄とばかりに

「意味は調べないで」と指導します

penncylvania-family.hatenablog.com

 

よい大学に入れば立派な仕事につける

というところから逆算して中学受験をさせようと思っているなら

高校受験からでも遅くないのかなと思ってしまいます

 

特に中学受験ならではの難しさもすごくあるなぁ

と思っていたら、以前も紹介した「教育虐待」という書籍にも

下記のような指摘がありました

ーーーーー引用ーーーーー

18歳や15歳の子どもなら、親から厳しい言葉を浴びせられても、ある程度なら「うるせーな」と聞き流すことができるが、12歳は、親の言うことを小さな身体と心で100%受け止めて、もろに傷ついてしまうからだ。 中学受験の難しさは、12歳という微妙な年齢にある。大人の言うことを100%理解しているので、つい大人に対するのと同じように理詰めで責めたり、強い言葉で発破をかけたりしてしまうが、実は精神的にはまだまだ幼く傷つきやすい年ごろなのだ。

 

penncylvania-family.hatenablog.com

ーーーーーーーーーーーー

僕は中学受験反対論者じゃないですし

なにかを目指して頑張ることが悪とは思ってません

 

しかし、ペーパーテストの結果という評価軸だけを見て

子供を否定したり傷つけたりする可能性がある中学受験というは

親は、子供や自身の発言に対して十分に配慮や注意をしなくてはならないと思います

 

妻の言うように

公立校に行ったら

とんでもない親ばっかりで

子供もろくでもなくて

まともな大人になれなくて

仕事にも就けなくなって

お金が稼げない人になってしまうんでしょうか

 

文字に起こしてみてびっくりしました

とんでもない考えをお持ちと言うことがわかります

そしてそれを子供にも浸透させようとしています

 

テレビを観ていると知識人は有名大学出身者が多いです

結局、有名大学を出ると有能になるんじゃないの?

と思ってしまいますが

僕の考えは逆で

学力が高かったから難関校にいったワケで

勉強が得意じゃない人が東大に放り込まれたってそこで才能は開花しない人がほとんどでしょう

 

じゃあ勉強が得意じゃなきゃ将来に期待できないの?

と言われると

”勉強という評価軸”ではそうなのかもしれません

100M走で誰もが9秒台で走れるわけではないのと同じように

その評価軸ではうまくいかない可能性は高いんじゃないかと思ってしまいます

100M走なら納得できるのに

なぜか勉強だけは、やればできる、と思いがちです

別の評価軸もしくは勉強においてもトップじゃなくてもいいと思えれば

全然幸せになれるんじゃないかと思います

才能の出方っていろいろです

いろんなところでいろんな人のいろんな才能が出てくるんじゃあないのかなぁ

 

”怒鳴ってまで勉強させなくていい”というと

よく妻に「子供の才能を信じられないんだと言われます」

我が家の問題は、信じる信じない以前の問題ですが)

ペーパーテストの点数が取れなかったら

その子にはなんの才能もなくて

生きていく力もないんですか?

と聞きたいです

 

中学受験は反対じゃないけど

中学受験を成功させることで得られるものが

”子供の将来に対する約束”を期待しているのなら

そんな幻想はNoだし

学歴至上主義に囚われて

子供が傷ついているのに気が付かなくなってしまうことにも反対です

 

勉強が大切なのは当然ですが

あまり学力だけに偏りすぎないように

子供を評価してあげたいな

と常に思っています

 

追記

高校受験、大学受験はある程度自分の意志があるので

自分の意志でいくらでも頑張ってもらってもけっこうと思っています

親に強制されてもある程度流せると思うので

文中にも書いたように12歳という年齢の子供に

親が偏ったことを強制するのが問題なんじゃないかと思っています